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2008/08/25

GPSロガーの設定をいぢってみる - 6

前回の続きです。

Wintec社のGPSロガー「Easy Showily (WPL-1000)」にプリセットされたGPSの受信設定の5つ目を試してみました。今回は5番の「捕捉時間最短」で、設定値の内容は次の通りです。

5. Fast Acquisition time / 捕捉時間最短
GPS Parameters / GPS設定項目Values / 設定値
Fix mode / 測位モード2. Auto 2D/3D
2D Fix Altitude[m] / 2D Fix高度500.00
Initial Min. SVs[3~6] / 初回衛星数3
Initial Signal Min. Strength[dBHz] / 初回信号強度15
Navigation Signal Min. Strength[dBHz] / 測位後信号強度14
P Accuracy Masks[m] / 測位精度マスク200
T Accuracy Masks[m] / 時間精度マスク300
PDOP Mask / PDOPマスク28.0
TDOP Mask / TDOPマスク28.0
SBASON


今回もログモードは前回と同じプリセットの1.Walk(歩行)を使用しました。その内容は複合条件(10秒毎, 20m毎, 最高時速=2000km/h, 最低時速=1km/h)です。

結果は、低層(2階建)や中層(5~6階建)の建物沿いの道や近くに建物が無い公園沿いの道では前4回とあまり違いがありませんでした。そして前々回のように、高層(15階建前後)の建物の間の通過した直後だけぶれが大きくなっていました(ひび野2丁目交差点手前)。
こうしてみると、高い建物で囲まれた場所ではその影響を受けますが、通過した直後の大きなぶれはGPS設定とはあまり関係が無さそうに思えます。

GPS受信設定の5種類のプリセットを試してみましたが、試した場所や方法(徒歩)のせいか、あまり大きな違いは無かったようです。とほほ...
でも、精度の高い設定にすると「電源ON後になかなかFIXしないのではないか」とか、或いは「頻繁にLOSTするのではないか」とか心配だったので、試してみて良かったとは思っています。因みに、採れたログの内容はともかく、丸の内のビル街で「1.高精度」にしてもFIX自体はしていましたので、初回FIXを行う場所の選び方や歩き方、或いは乗り物での乗車位置など、ログの採り方に気を付けて工夫していった方が良さそうです。

2008/08/12

GPSロガーの設定をいぢってみる - 5

前回の続きです。

Wintec社のGPSロガー「Easy Showily (WPL-1000)」にプリセットされたGPSの受信設定の4つ目を試してみました。今回は4番の「捕捉時間標準」で、設定値の内容は次の通りです。

4. Middle Acquisition time / 捕捉時間標準
GPS Parameters / GPS設定項目Values / 設定値
Fix mode / 測位モード2. Auto 2D/3D
2D Fix Altitude[m] / 2D Fix高度500.00
Initial Min. SVs[3~6] / 初回衛星数3
Initial Signal Min. Strength[dBHz] / 初回信号強度18
Navigation Signal Min. Strength[dBHz] / 測位後信号強度14
P Accuracy Masks[m] / 測位精度マスク150
T Accuracy Masks[m] / 時間精度マスク300
PDOP Mask / PDOPマスク25.0
TDOP Mask / TDOPマスク25.0
SBASON


今回もログモードは前回と同じプリセットの1.Walk(歩行)を使用しました。その内容は複合条件(10秒毎, 20m毎, 最高時速=2000km/h, 最低時速=1km/h)です。

結果は、低層(2階建)や中層(5~6階建)の建物沿いの道や近くに建物が無い公園沿いの道では前3回とあまり違いがありませんでした。そして前回とは少し異なって、高層(15階建前後)の建物の間の通過中にぶれが大きくなっていました(ひび野2丁目交差点手前)。

2008/08/05

GPSロガーの設定をいぢってみる - 4

前回の続きです。

Wintec社のGPSロガー「Easy Showily (WPL-1000)」にプリセットされたGPSの受信設定の3つ目を試してみました。今回は3番の「出荷時設定」で、設定値の内容は次の通りです。

3.Factory setting / 出荷時設定
GPS Parameters / GPS設定項目Values / 設定値
Fix mode / 測位モード2. Auto 2D/3D
2D Fix Altitude[m] / 2D Fix高度500.00
Initial Min. SVs[3~6] / 初回衛星数4
Initial Signal Min. Strength[dBHz] / 初回信号強度20
Navigation Signal Min. Strength[dBHz] / 測位後信号強度15
P Accuracy Masks[m] / 測位精度マスク100
T Accuracy Masks[m] / 時間精度マスク300
PDOP Mask / PDOPマスク23.0
TDOP Mask / TDOPマスク23.0
SBASON


今回もログモードは前回と同じプリセットの1.Walk(歩行)を使用しました。その内容は複合条件(10秒毎, 20m毎, 最高時速=2000km/h, 最低時速=1km/h)です。

結果は、低層(2階建)や中層(5~6階建)の建物沿いの道や近くに建物が無い公園沿いの道では前2回とあまり違いがありませんでしたが、高層(15階建前後)の建物の間を通過した直後だけ前2回と比較して大きくぶれていました(ひび野2丁目交差点付近)。

2008/07/24

GPSロガーの設定をいぢってみる - 3

前回の続きです。

Wintec社のGPSロガー「Easy Showily (WPL-1000)」にプリセットされたGPSの受信設定の2つ目を試してみました。今回は2番の「標準精度」で、設定値の内容は次の通りです。


2.Middle Accuracy / 標準精度
GPS Parameters / GPS設定項目Values / 設定値
Fix mode / 測位モード3. 3D only
2D Fix Altitude[m] / 2D Fix高度500.00
Initial Min. SVs[3~6] / 初回衛星数4
Initial Signal Min. Strength[dBHz] / 初回信号強度25
Navigation Signal Min. Strength[dBHz] / 測位後信号強度18
P Accuracy Masks[m] / 測位精度マスク75
T Accuracy Masks[m] / 時間精度マスク150
PDOP Mask / PDOPマスク15.0
TDOP Mask / TDOPマスク15.0
SBASON


今回もログモードは前回と同じプリセットの1.Walk(歩行)を使用しました。その内容は複合条件(10秒毎, 20m毎, 最高時速=2000km/h, 最低時速=1km/h)です。

結果は前回とあまり違いがありませんでした。

GPSロガーの設定をいぢってみる - 2

以下は、OSM.orgのUser Diaryに投稿した「[ja] GPSロガーの設定をいぢってみる - 2」を移動し、表やリンクなど一部を手直ししたものです。



前回の続きです。

「いぢってみる」と言っても、GPSロガーに何種類かプリセットされている設定値を試してみるだけなのですが...

私が使用しているGPSロガーはWintec社Easy Showilyというモデルで、型式はWPL-1000、"Auto-show Track Logger"と紹介されています。

ログモードの設定に関しては、3種類のプリセットと1種類のユーザー定義を単体で切り替えることができますが、ユーザー定義の内容はPCに繋がないと変更できません。

今回試そうとしているのはログモードではなくGPSの受信設定なのですが、こちらの方は5種類のプリセットと1種類のユーザー定義の切り替えとユーザー定義の内容の変更の両方ともPCに繋がないと行えません。面倒くさい... なので、5種類のプリセットを一通り試すのにも、ちょっと時間が掛かりそうです。

プリセットの番号順に試していこうと思うので、とりあえず最初は1番の「高精度」。設定値の内容は次の通りです。

1.High Accuracy / 高精度
GPS Parameters / GPS設定項目Values / 設定値
Fix mode / 測位モード3. 3D only
2D Fix Altitude[m] / 2D Fix高度500.00
Initial Min. SVs[3~6] / 初回衛星数4
Initial Signal Min. Strength[dBHz] / 初回信号強度25
Navigation Signal Min. Strength[dBHz] / 測位後信号強度20
P Accuracy Masks[m] / 測位精度マスク50
T Accuracy Masks[m] / 時間精度マスク50
PDOP Mask / PDOPマスク10.0
TDOP Mask / TDOPマスク10.0
SBASON


ログモードはプリセットの1.Walk(歩行)を毎回使用する予定で、その内容は複合条件(10秒毎, 20m毎, 最高時速=2000km/h, 最低時速=1km/h)になっています。

結果はこんな感じです。

「高精度?」という気がしないでもないですが、まぁまぁですかね。素人には良く分かりませんが...

そう言えば、OSM.jpでrssフィードを受けられるようになったかな? 忙しそうだし、たぶんまだだろうなぁ。

Posted by Tatata at Wed Jul 23 12:35:00 +0100 2008

GPSロガーの設定をいぢってみる - 1

以下は、OSM.orgのUser Diaryに投稿した「[ja] GPSロガーの設定をいぢってみる - 1」を移動したものです。



This is my first diary post. Since it's hard for me to write a diary post in English, I'll do it in Japanese; sorry. :-)

OSM.jpでのrssフィードによるブログエントリ作成機能を使ってみることも兼ねて、ちょっとこちらに書いてみます。

えーっと、先日、東京の呉服橋交差点付近から丸の内1丁目・大手町・和田倉噴水公園・皇居東御苑を通って竹橋までマッピングしてきました。家に帰ってGPSのログを見てみると、これがもうグッチャグチャで、せっかく4時間近く歩いたのに使い物にならず、かなりショックを受けました。

ヘコミつつ取説を読み返すと「大気が不安定な時、GPSロガーから出力されるGPSデータは実際の位置データと異なるデータを示すときがあります」みたいなことが書いてあり、確かにこの日の朝はどんよりとして雨が降りそうな感じで、マッピングを行った午後も陽が差して暑かったですけど雲は結構あったように思います。

1ヶ月程前に皇居外苑をマッピングした時は、快晴ではないけど雲は多くなく暑い日で、結果はマッピングを開始した国際フォーラム横辺りから国道1号まではぶれていましたけどway pointを記録したタイミングはメモと合っていて、国道1号から先はtrack pointも使えました。

でも、このGPSロガーを今まで使ってきて、今回だけが結果に影響が出る程の天候だったとも思えないし、「なんでかなー?なんでかなー?」と思っている時、ふと思い出しました。そう言えば皇居外苑のマッピングの後に GPS reception を読んで、よく分かっていないくせにGPSロガーの設定を弄って、テストもせずにそのままにしていました。

天候が原因なのか設定が原因なのか、たぶん私では正確に分からないと思いますが、プリセットの設定をいくつか試してみて、その結果を次回以降のdiaryに書いておこうと思います。

Coordinates: 35.6851115538029; 139.763114997619 (map / edit)
Posted by Tatata at Sat Jul 05 07:46:02 +0100 2008

2008/07/20

eneloop

大きなパッケージでまとめ買いしていたアルカリ電池を使い果たし、暫くの間はマッピングに行って電池が無くなる度にコンビニやキオスクで買っていましたが、次第に馬鹿らしくなって来たので三洋電機のeneloop(エネループ)を買ってみました。



実際にGPSロガーでエネループを使ったみたところ、計った訳ではありませんが、今までの電池よりも長持ちするような気がします。そう思いながら暫く使っていると、先日、徒歩で20分の道程のちょうど真ん中あたりで電池切れになってしまいました。もちろんスタート時に電池残量の警告は表示されておらず、いつもは(アルカリ電池を使っていた時は)警告が表示されてからも30分程度は使用できていたので、ちょっとビックリです。どうやらこれはエネループの放電カーブの特性によるもののようで、リンク先のKansai-Event.comのページには「残量メーターが付いている機器で使用される方は注意が必要かもしれません。」と書かれていました。

今までのマッピングではほとんどの場合に区切りの良い場所で電池交換ができていたけど、これからは電池残量の警告が表示されたら出来るだけ早く電池交換をしないといけないなぁ。でも、エネループは「つぎ足し充電OK」なんだから、マッピングに出掛ける前に毎回交換して、帰って来たら即充電という習慣を付ければいいのか...

2008/07/15

GPSのログモード

先日、OpenStreetMapの日本語メーリングリスト (Talk-ja) でログモードについて話題になっていたので、メモを書いておこうと思います。


自転車や徒歩でマッピングする時にGPSのトラックログの頻度をどうしているかという話でしたが、これについてはOSMのwikiにあるFAQのページに "Why are the points on my tracks spaced out?" という節があり、この中で「自動車や自転車の場合は1秒間隔、徒歩の場合は2~3秒間隔にすると良い」と書かれています。この解説はガーミン社ハンディGPS(トラックログの容量が10,000ポイント)を前提に書かれているようですが、その他のGPSロガーでも参考にできそうです。

MLではマップコンシェルジュ古橋さんから、普段の設定やOSM用GPSロガー購入時のチェックポイントについてアドバイスがありました。その中に「最大速度の上限も有効になれば、ノイズもかなりとれる」と書かれており、その点が気になっています。自分のGPSロガーが対応しているか、なるべく早い内に試したいと思います。上手く行けば、街中のログがあまりグチュグチュにならずにすみそうなので...
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